日本での社会人生活後、30代で渡米。NYで起業したUp RecruitersのCEO齋藤忠志さんにインタビュー

       
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Yu

May.08.2017 - 05:11 am

今回はニューヨークシティで人材支援企業を経営する齋藤さんにインタビューさせて頂きました!

齋藤 忠志さん


三重県出身。大学入学と共に上京し、大学で化学を専攻する。卒業後、求人広告雑誌を取り扱う代理店に就職し、日本で7年間勤務した後に、渡米。アメリカオフィスの立ち上げに参画し、14年間働く。2014年3月に独立。ニューヨークでリクルーティング会社、Up Recruiters, Inc.を起業。Up Recruiters, Inc.:http://www.uprecruiters.com
LinkedIn: https://www.linkedin.com/in/tadashisaito1
Email: info@uprecruiters.com
Phone: (347) 400-9116



大学時代にはどのような勉強をしていましたか?




大学では化学や数学など地道な作業が多い、理系の勉強をしていました。「法則」というものが好きで、様々な物事に対してなぜこうなるんだろうというのをよく考えていましたね。研究室で研究をしたり、大学時代は完全に理系の学生でした。




そこから就職に至った経緯を教えてください。




卒業後の就職先として、有難いことに製薬系の会社の研究員としてのルートは作っていただけていました。でもなにか違うなあと思ったんです。実家がビジネスをやっていたということもあり、父の姿を見て、将来なにか自分で始めてみたいと漠然と考えていました

その結果、自分の道は研究者ではないと思い研究者としての道を捨てました。
卒業後の就職先として最終的に選んだのは求人広告雑誌を取り扱う代理店です。そちらにセールスとして入社しました。理由は人材の仕事を通して会社の社長さんたち含め多くの人に会うことができ、自分自身も成長できると考えたからです。

またセールスはビジネスの基本であると考えていたのでセールスの仕事を選びました。その際に、「とにかくこの仕事を3年間全力でやってみよう。3年間全力でやった結果がだめなら辞めよう。」と決意し、就職しました。

仕事の内容としてはセールスだけではなく、企業の採用の話を伺って、「こんな人が欲しい」というニーズに合わせて求人広告を作成したりしました。例えば、「海外で働こう!」のようなキャッチーなフレーズは海外での就職に興味がある人の目を引きます。このように、求人広告にどのようなことを書けば、そしてデザインであれば人材が集まるのかということは常に考えていました。

その結果、仕事にやりがいを見つけ、良い結果を残すことができたのもあり、最初に決めた3年以上に長く働きました。




転機はいつでしょうか?




1度目の転機は30歳の時です。その頃、自分の中で海外に行くという思いが強くなってきていました。
そのひとつの理由は、大学の卒業旅行としてアメリカに訪れた経験にあります。アメリカ横断をし、サンフランシスコ、シカゴ、フロリダ、ニューヨークなどのアメリカの主要な地域を友人と2人で巡りました。
当時、日本では見ることのなかった車椅子に対応しているバスを目にして驚いたのを覚えています。それ以外にも、その旅行で得た様々な経験から、アメリカの懐の深さや大きさを感じていました。そして同時に、いつかここで働いてみたいという思いが芽生えました。

30歳という区切りの歳を迎え、アメリカに留学しようかという思いもあり、当時の上司に相談したことがありました。それがタイミングよく会社がニューヨークにオフィスを立ち上げようとしている時だったので、オフィス立ち上げに参加させて頂くこととなったんです。それから14年、ニューヨークシティのオフィスで働きました。

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いつ独立して起業したのでしょうか?




2014年の3月です。新卒の時から長い間お世話になってきた会社ということもあり、会社を辞める際には申し訳ないという思いはやっぱりありましたね。しかし自分でビジネスをやるというのは若い頃からの夢でしたので、自分の夢を追いかけようと決断し、独立、起業をしました。




なぜ起業にあたってニューヨークという土地を選んだのでしょうか?




起業前から長い間ニューヨークで働いていたのもあり、ニューヨークに関しては理解がありますし、知っている人も多い。ビジネス的には少しでもわかっている場所の方が始めやすいしリスクも低い。続けていくにはニューヨークしかないと思いました。またニューヨークは現在の生活の足場でもあり、自分だけでなく家族の生活のことも考えた結果、選択肢は1つでした。




アメリカに移住してから今年で17年目ですが英語はどのように勉強されましたか?




留学生とは違い、学生時代からアメリカにいるわけではないから苦労しました。まだまだ勉強中です。大変だけれど仕事だからやるしかないというかんじです。ただ、アメリカ人の友達がいたり、普段から話す頻度が多いのでいい環境にいると思います。
私は英語学習には精神的な面も影響すると思います。例えば、すごく優秀な方でもその場にいくとなかなか話せないという人は多いし、その逆もあります。気持ちの持ちようで、間違っていてもいい!どうにでもなれ!と気持ちの解放をしたときから英語を話すことがだいぶ楽になりました。




Up Recruiters の会社へのこだわりについて教えてください。




第一に人の役に立つ会社であるということを心がけていて、求職者や企業が就職や採用をするということに真剣に向き合い自分は何ができるのだろうということを常に考えています。
大好きなビールで例えるとバドワイザーのようなビールでなく、地ビールというか、こだわりがあって、どこか味に癖がある。本数は多くないけどユニークで、すきなひとはすきみたいな。そういう風にこだわりを持った会社だと思っています。




Up Recruitersのサービスの概要を教えてください。またどのような業界、業種、働き方の求人が多いでしょうか?




アメリカでの就職を目指す皆様の就職支援サービスです。在米の日本人の方はもちろんですし、日系企業で働きたいというアメリカ現地の皆様もその対象です。求人はフルタイムが多いです。働き方としては正社員と派遣の2パターンがあります。主にニューヨークまたはニュージャージーの日系企業の求人を扱っています。
その中で多いのはIT、商社、メーカーなど企業での営業、事務、経理、カスタマーサービス、リサーチ、IT関連エンジニアなどの求人です。日本語または英語のレベルは会社やポジションによってさまざまです。


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企業の方々が求めている人材の特徴はなんでしょうか?




どの企業にも共通するのは、「明るく前向き素直な人」ということです。やっぱり一緒に働くならポジティブな方がいいですよね。




最後にはっちすたじおを読んでいる方々に向けての人生のアドバイスがあればお願いします!




幸せとはお金がどれだけあるかではなく、今ある自身を幸せだと思える心を持つこと、そして平常日常を楽しむ心を持つことだと思います。自分らしさを大切に、そして忘れず、人生を楽しんでください!




ありがとうございました!


インタビュー後記


今回は Up Recruiters のニューヨークオフィスに伺いインタビューさせて頂きました。はじめてお会いしましたが、齋藤さんはとても明るく気さくな方で、”自分らしさ”をとても大切にされている方という印象を受けました。私も自分らしさとはなにかもう一度考えてみようと思ういいきっかけになりました。英語学習は気持ちの持ちようだというところは自分自身経験しているのもあり、とても共感できた部分でもあります。また今回、齋藤さんの他にもうひとりの社員の方にも少しお話を聞かせて頂きました。その方がニューヨークにはなにかを発信することができる人が多い気がすると言っていたのが印象に残っています。そして長い間アメリカに住んでいても日本の心は忘れずに持ち続けていたいともおっしゃっていました。確かに、どこにいても日本人として誇りを持って生きていきたいですよね。

就労ビザや永住権を持っていない日本人のアメリカでの就職は年々厳しくなっていますが、Up Recruitersのように私たちの就職を応援してくれる会社もあります。ニューヨーク、ニュージャージーでの就職、転職に興味がある方はぜひホームページを訪れてみてください!

Up Recruiters, Inc.
http://www.uprecruiters.com

       

Yu

アメリカ東海岸の大学で勉強中。新しい物事や人との出会い、ワクワクが大好き!いつか世界一周するのが目標です。