ドミニカ出身、長崎への交換留学を経験。卒業後は日本へ。SUNY New Paltzに通うエディにインタビュー!

       
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Yu

Apr.05.2017 - 09:02 pm

今日は私の大学の友達であるエディにインタビューしました。故郷のドミニカを離れアメリカに定住、そして今後の活躍の場を日本に移そうとしている彼女はとてもパワフルでみんなから愛される人気者。そんな彼女と日本にフォーカスして記事を書きました!

(この記事は英語でのインタビューを日本語に翻訳したものです。)

エストレイヤ エディリアーナさん


ドミニカ共和国出身。1歳のときに祖父母とともにアメリカ合衆国に移る。ドミニカとニューヨークを行き来しながら10歳まで過ごし、その後アメリカに定住。スペイン語、英語、日本語を話すマルチリンガル。現在はニューヨーク州立大学ニューパルツ校(SUNY New Paltz)でアジア学と国際関係学を学んでいる。


日本に興味をもったきっかけを教えてください。



edi

わたしが日本に興味をもったきっかけは、同じ高校に通っていたプエルトリコ出身の友達です。彼は日本や日本のアニメに興味をもっていて、日本語も独学で勉強していました。
もともと高校では、私は音楽専攻で日本とは無縁の存在でした。そのため日本に関連して知っていたことと言えば、「第二次世界大戦」や「アニメ」などの誰でも知っているような情報のみです。ニューヨークのスパニッシュコミュニティで育ったわたしにとっては遠く離れたアジアの国、日本は全く別の世界。

最初は彼が日本に興味を持っていることに驚きましたが、その彼に影響を受けたのでした。

もともと国際関係や旅行などに興味があったのもあり、大学に行ったら日本語の授業を受けることを決意しました。大学ではいくつかの日本語のクラスを取りましたが、”あいうえお”などの基本中の基本のところから勉強しました。本当にベイビーレベルから!

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New PaltzのInternational Student Union のMulti-Cultural Festivalでの写真。世界中から集まった様々なバックグラウンドをもった学生が所属しているクラブです。このフェスティバルではそれぞれの国出身の学生たちが自分の国についてプレゼンテーションしたり、様々な国の料理を食べたりして、各国に対する相互理解を深めました。


日本へ留学したのはいつですか?



edi

大学3年次の約1年間、長崎外国語大学に交換留学生として留学しました。2014年の9月から2015年の8月までです。
日本では日本語はもちろん勉強したけれど、一番興味深かった授業は、日本キリスト教史の授業です。長崎に関連するキリスト教の歴史などを学んだり、実際に関連した場所を訪れたりしました。また、『沈黙』という本を読んだことがとても印象に残っています。

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長崎県の外海町。エディさんのお気に入りの場所です。


日本に最初に行った時の日本語のレベルは?



edi

ほとんど話せませんでした。日本には地域ごとに方言がありますよね。長崎には長崎弁があったから自分が知らない単語なのか、それが方言だからわからないだけなのか判断するのが難しかったし、理解するのに苦労しました。
最初の頃は、方言と自分の語彙力のなさで、周りが何を話しているのかわからなかったので大変でした。特にリーディングとライティングには苦労しました。



日本でいちばん驚いたことは?



edi

日本のサービスです。ファーストフードレストランでさえも、とても良いサービスで驚きました。もともと日本のサービスはレベルが高いとは知っていたけれど、ここまで素晴らしいとは思っていませんでした。
例えば、アメリカではスーパーマーケットに行った時に醤油はどこですか?と尋ねると、醤油がある場所までの行き方を教えてくれます。しかし日本の場合、店員さんが物が置いてあるところまで一緒に歩いて案内してくれます。

また、ボディケア用品が置いてあるお店でボディクリームを買った時には、買い物をした後に店員さんがお店の前まで商品を持って一緒に来てくれました。

ここが一流ホテルならわかるけれど、普通の場所でもこんなサービスを受けれるのか!と関心しました。それと同時に今までにない経験だったので少し気まずかったのは本音です。

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長崎県の平戸市。こちらもエディさんのお気に入りの場所です。


日本には”お客様は神様です”という言葉があるくらいですからね。



edi

アメリカには「お客様は常に正しい」という言葉があるけど、あんまり意味がない気がします。




エディが思う、日本の良いところを教えてください。



edi

人々がとても親切なところ。どこに行ってもみんな温かく迎えてくれて、多くのことを経験させてくれました。だから私は、留学生活を思う存分に楽しめたと思います。




逆に大変だったところは何ですか?



edi

日本には「空気を読む」という言葉があるように、アメリカに比べ、何かを伝える時の表現が間接的なんですよね。それに慣れるのに時間がかかりました。




留学中アメリカのご飯が恋しくなることはありましたか?



edi

まったく!一度もなりませんでした!まず、アメリカンフードが何なのかもいまいちわからない(笑) 国籍としてはドミニカ人なのでドミニカ料理が恋しくなることはありましたが、それも本当に1度か2度だけ!本場の日本食は美味しすぎました。




1番好きな日本食は?



edi

うーん。それは難しい。お好み焼き、焼き鳥、しゃぶしゃぶ、刺身、、、お気に入りはありません。とにかく全部好きです!あ、でも居酒屋のごはんやおつまみは特に大好き!




日本の留学先でどうやって友達を作りましたか?



edi

積極的にキャンパス内外での活動に参加するようにしました。例えば、”English Cafe”と呼ばれるグループに参加して英語を教えたり、「未来長崎」という長崎の将来について考えるプログラムに参加したりしました。そのおかげで仲の良い友達もでき、私の日本語も上達しました。




エディから見た日本の大学とアメリカの大学の違いや似ているところは?



edi

大学の仕組みやクラスの様子なども全然違うから似ているところが思い浮かばないですね。でも違うところはアメリカは学部内で友達を作るのが多いのに比べて、日本はサークルをとても大切にしていて、そこで友達を作るのが多いことです。


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ハーバードで2月に行われたModel United Nations(模擬国連)での写真。エディさんはこのイベントに参加するためのクラスを取っていたそうです。主に国際関係学専攻の学生が参加するそうです。


今後の予定を教えてください。



edi

2017年の5月に大学を卒業予定です。その後はまずALT(外国語指導補助教員)として日本で英語を教える予定です。今はそれに向けて動いているところです。
日本に何年いるかは未定だし、その後どうするかもまだ考えてはいないけれど、まず今は日本でもっと日本語と日本の文化を学びたいです!旅行にもいろいろ行ってみたい!



ありがとうございました!


インタビュー後記


エディは大学でも仲のいい友達。それでもこのインタビューを通して今まで知らなかったことをたくさん知ることができました。日本とアメリカという2つの国で言語や文化の違いに苦労した経験など共感できるところも多かったし、逆にまったく違う観点で考えているところもあって、話を聞いていて個人的にもとても楽しかったです!わたしにとってもアメリカと日本のことをもっと知りたいと思える良い機会になりました。

日本語を話す時はばりばりの長崎弁を話すエディ。日本語と英語はとても遠いところにあるとされていて、日本語話者の英語学習と同様に英語話者の日本語学習もとても大変とされています。

大学の授業と1年の留学のみで日本語を話せるようになったエディを素直に尊敬します!そして、日本出身の私としてはエディのように日本に興味を持ってくれている人がいるのはとても嬉しい!彼女の今後の活躍に期待です!!

       

Yu

アメリカ東海岸の大学で勉強中。新しい物事や人との出会い、ワクワクが大好き!いつか世界一周するのが目標です。