最新版!2016年ニューヨークファッションウィークのリアルな舞台裏に潜入!

       
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AKARI

Oct.20.2016 - 07:10 pm

みなさんはファッションウィークというイベントを知っていますか。

これは服飾において新作のお披露目や販売促進を目的とし、毎年ある時期に1週間という期間で開催されるファッションイベントのことです。もちろん東京やその他の大都市でも開催されていますが、その中でも“世界4大”と称されるのが、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークです。年に2回、秋と冬に、ニューヨークから始まり、ロンドン、ミラノと続き、パリで幕を閉じます。

ファッションウィーク中は、ショーに招待されたモデルやセレブ、雑誌編集者やバイヤー、ブロガーといった人たちが世界中から集まり、とても盛り上がります。そして特に盛り上がるのはウィメンズのショーですが、今日ではメンズのショーもウィメンズ同様に盛り上がりみせはじめています。

実は少し前のことになりますが、私の友人の知り合いから、メンズのファッションショー当日の人手が足りないという連絡をいただき、当日だけお手伝いさせていただくということがありました。今回はそのときの私の体験について書かせていただきたいと思います。

2016年のニューヨークファッションウィーク!

「New York Fashion Week:Mens」は米国ファッション協議会(CFDA)によって開催され、なんと意外にもNYでのメンズショーの開催は昨年が初めてで、今年が2年目だそうです。

今年の春夏コレクションは7月11日〜14日の4日間にわたって開催され、会場は去年に引き続き、ロウアー・マンハッタンの「Skylight Clarkson Square」で「COACH(コーチ)」や「Michael Kors(マイケル・コース)」、「TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)」といったビッグメゾンを含む約30ブランドが参加しました。

そして、今回はその参加ブランドのひとつ、Robert Geller(ロバートゲラー)のボランティアとしてバックステージに入らせて頂きました。「Robert Geller」はドイツ、フランクフルト出身のデザイナー、ロバート・ゲラーによって設立されたブランドです。

私はショー開始予定の2時間半前に会場に入ったのですが、表ではモデルが歩くためのランウェイや大掛かりなセットの準備が進められていて、同時にバックステージでも、大勢のスタッフが準備をしていました。

バックステージは大きくヘアー&メイクとフィッターに分かれていて、ヘアー&メイクのほうでは、すでに多くのモデルがメイクを済ませていましたが、まだ何人かのモデルはメイクの途中でした。

これがファッションショーのリアルな裏側!

r0000219 衣装のフィッティングの前に、ここでモデルのメイクがおこなわれます。

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今回、私はフィッターのほうをお手伝いさせて頂きました。フィッターに入ると、約30着もの衣装が、ショーの順番どおりに並べられていて、それぞれのルックに、モデルが着用した際の写真が貼付けられたボードがかかっていました。

r0000303 バックステージにはモデルの出番順に衣装が並べられています。

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モデルの衣装着用時のイメージが貼りつけられたボード。



ショー直前の舞台裏とは?

ショー開始予定の約1時間20分前になると、モデルがランウェイを流し歩くランスルーが行われます。

r0000268 バックステージではこの画面を通して表の様子を確認します。

そしてモデルがランスルーから帰ってくるとすぐに着替えとなり、わたしはこの着替えを手伝ったわけなのです。

しかし当然ながら、自分自身で服を着る感覚と他人に服を着せるという感覚は大きく異なり、どのくらいまで袖をまくりあげればいいのか、どのくらいシャツの裾をパンツからだせばよいのか、どうしたら写真通りきれいに裾や袖を整えることができるのか、、。

モデルどころか他人に服を着させたことのない私にとっては、感覚がつかめず、本当に難しかったです。(笑)

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そんな中、プロのフィッターの方を見ると、袖をきれいにまくりあげるために輪ゴムを使用していて、当たり前ですが、袖のまくり方ひとつとっても、どうやれば服が最もきれいに見えるかと細部まで工夫されていて本当にすごいなと感じました。

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フィッティング後も出番直前まで、衣装やアクセサリー、髪やメイクの乱れなどが何度もチェックされます。
ショー自体はほんの10分ほどですが、ショーが始まる前、そして、ショーの最中ともにバックステージは本当に忙しく、そんな中、私が最も印象的だったのは、ショーの最中のあるモデルの着替えの場面でした。

バックステージに戻ってきたモデルが次の衣装に着替えていたのですが、バンドが引っかかって、脱げないでいたところ、あるフィッターがそのバンドをはさみで切り落としていました。同様に、着替えがスムーズにいかないでいた他のモデルに対しても、フィッターがはさみで衣装を切っていました。

もちろんショーが始まる前、衣装はとても丁寧に扱われ、モデルが着用してからもランウェイにでるまでの間、何度も細部まで入念にチェックされます。しかし、ショーの最中のバックステージは本当に時間がなく、特にモデルの着替えは一秒の遅れも許されません。

素人の私からすれば、着終わったものとはいえ、高価な衣装にはさみを入れてしまうなんて、少しもったいないなとも感じてしまいますが、それと同時に、この光景をみたとき、デザイナー、スタッフ、そしてモデルも含め、みんながランウェイでの一瞬のために準備してきたのだと痛感させられました。

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お手伝いさせていただくどころか、何ひとつうまくこなすことができませんでしたが(笑)、華やかなファッションショーとは真逆の、忙しいバックステージを知り、また、デザイナーやスタッフ、モデルのショーにかける熱意を感じることができ、とても貴重な経験となりました。

(※写真はすべてライター自身が撮影したものです。)

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AKARI

ニューヨークに留学。 アメリカの文化、特にニューヨーク生活について書く予定。 記事を書くのは初めてですが、おもしろいことや楽しいこと、 また、現地の最新事情について発信していきたいと思っています。