ニューヨーカー気分で参加しよう!NY最大パブリックアートイベント"Sing for Hope"開催中

       
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wasabi

Jun.16.2016 - 09:25 am

梅雨が無い6月のニューヨークは、眩しい日差しに心地よい風と気温でとても過ごしやすい初夏を迎えています。

そんな気候の良い今そして秋までは、各地で様々な野外イベントが開催される時期。多くのニューヨーカーが生活し、またたくさんの人々が訪れるニューヨークシティでも、平日/週末を問わず色々なイベントが行われます。

その中のひとつ、アート作品としてペイントされたピアノが街中に展示されるThe Sing for Hope Pianos が今年も開催中。ニューヨークの街でカラフルなピアノを見つけたら、しばし足をとめてこのイベントに参加してみましょう。

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<The Sing for Hope Piano 2016 オープニングイベント>



The Sing for Hope Pianos 2016 とは・・・

ニューヨーク最大のパブリックアートのイベントです。
マンハッタンの28リバティプラザで開催されたオープニングイベントからスタートし、今年の会期は 6月19日(日)まで。

個人または法人からの寄付によって集められ、そして地元アーティストの手によって未来への希望を託すデザイン&ペイントが施された50台のピアノがニューヨーク市内の各所に設置されています。

ピアノは街中の公園の一画、広場の中、人が集まるストリートに設置され、誰でも自由に鑑賞そして弾いて楽しむことができます。

この一年に一度開催されるイベントは今回で5回目。展示後のピアノは毎年ニューヨークの公共の場(病院、学校、教育施設など)へ寄付されてきました。今年は、50台のピアノ全てがニューヨーク市内の学校へ贈られることが決まっています。

アメリカでもとくに公立の学校では経費削減や運営費用不足が学生たちの「音楽や芸術」など文化的教科の衰退を促進しかねないと懸念される中、ピアノのような高額な設備機材が、しかも見ても楽しいデザインが施されて贈呈されるのは学校の子供達にとってとても良い企画だと思います。

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<オープニングイベントのピアノたち>



ピアノが見られる&弾ける場所

ピアノはニューヨーク市内の5地区(マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランド)各所に設置されます。

The Sing for Hope Pianos 2016 ピアノマップ

野外に置かれる各ピアノは「ピアノバディ」と呼ばれるボランティアスタッフのサポートでメンテナンスされています。
ピアノバディ達は万が一のピアノの故障や不具合の際の修理だけでなく、日々の環境や悪天候からピアノを護ってくれています。

そのため、彼らによって夜間のピアノは安全のために施錠され、雨天時にはカバーがかけられますが、その他ピアノの蓋があけられて弾ける状態で置かれている時は、誰でも自由にピアノに触って楽しむことができます。

 

公共のアート、公共の参加アーティスト

The Sing for Hope Pianos はピアノの寄付を行うチャリティイベントであると同時に、誰もが参加できる「パブリックアート」であることがとても大事な目的とされています。

公共の場に設置されるピアノは街のだれもがアート作品として鑑賞&楽器として弾くことができるだけでなく、そのピアノも地元ニューヨークの個人または団体によって色とりどりにペイントされています。
参加アーティストは、プロで活躍するアーティスト、アート学生、そして学校の子供たち、と様々です。

The Sing for Hope Pianos 2016 参加アーティスト

ピアノはアーティスト一人または一組に1台がわりあてられ、それぞれのオリジナルデザインのペイントで計50台の個性溢れるピアノとなって展示されています。

アーティスト自身が自分のピアノ、またその他アーティストのピアノを展示場所に見に来ることもあるようなので、タイミングがよければアーティストと出会ってお話できるチャンスもあるかも。

そして、どこからともなくやって来た一人のピアノ観覧者がとてもクールなナンバーを奏でるジャズピアニストで・・・そのピアニストが何気なく通りすがりに弾いた曲がとっても素敵で道行く人の足をとめ、ピアノのまわりから拍手喝采&歓声がおこるストリートライブのようなひとときに…なんてニューヨークらしい光景になることも。
見る、弾く、聞く、いっしょに楽しむ、みんな自由参加のアートイベントです。
こうして、こんなふうに街の中に展示されるアート作品のピアノ。

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<ブルックリン、グランドアーミープラザに展示されているYuki Sakaguchiさんの作品>



実はこの作品、昨年より2年続けてイベントに参加している日本人アーティストYuki Sakaguchiさんがペイントしたピアノです。
はっちすたじおNYのビュアーのみなさんの中には、ニューヨーク留学を検討される方、すでにニューヨーク在住で日々頑張っていらっしゃる方も多いと思います。
Yukiさんもそんなニューヨークへ留学でやって来て頑張る人達のひとり。アートを学びつつ今回のようなイベントにも参加しニューヨークで活躍しています。

次回は「アートの世界拠点ニューヨークでアートを学ぶのはどんなかんじ?」を探るべく、YukiさんへQ&Aしたインタビューをご紹介しようと思います。
お楽しみに!

そして、イベント The Sing for Hope Pianos 2016 は、今週末6月19日(日)まで、ニューヨーク市内各所で開催中です。

ニューヨーク在住、通勤通学中にピアノを見つけた方は日々のリフレッシュに、
ニューヨークへご旅行中にピアノに出会った方は旅の思い出に、またはニューヨーカー気分で、、、
ピアノを愛でて触って弾いてみて、歌うもあり、踊るもあり、このニューヨーク最大パブリックイベントの一コマに参加してみてはいかがでしょうか。

       

wasabi

2012年夏の渡米よりSUNY Rockland Community Collegeを経て、2016年5月SUNY FIT(Fashion Institute of Technology)をArt History and Museum Professions専攻で卒業。2014年にはアメリカ人の夫と結婚。自然と歴史とアートが溢れるNYC郊外Hudson Valleyでの生活は、プライベートブログ「WASABISM」でも更新しています。