バスケ大国アメリカでバスケ部に入ってみた!~日米の部活スタイル比較編~

       
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vs Dutchess

Akane

Sep.05.2015 - 05:51 pm

またまたバスケネタ♪

以前書いた入部編に続く、みなさんお待ちかねの「バスケ大国アメリカでバスケ部に入ってみた!」シリーズ第二弾です!!!笑(シリーズ化しちゃいました笑)

国が違えば部活のスタイルも違う!ってことで今回はアメリカの部活と日本の部活のスタイルの違いを書いていきたいと思います!(日本の部活に関しては私の高校時代の経験や日本にいる友人から聞いた大学の部活の話を参考にしています。)

☆シーズン制だから複数の部活に入れる!

日本では、大会シーズン中はもちろんシーズン以外の時期にも練習や練習試合などがあり、年中活動する部活がほとんどです。休日でも練習があったり、夏休みや冬休みなどの長期休暇中にも練習や合宿があったりと、部活三昧の学校生活を送る人も多いと思います。

休みがほとんど無く他の部活とのかけもちはほぼ不可能なので1つの種目にひたすら打ち込む!青春=部活!部員=家族!みたいな暑苦しい学校生活を余儀なくされたのは私だけじゃないはず!!!笑

一方アメリカの部活はシーズン制なのでシーズン以外での活動が一切ありません。(カレッジではシーズン以外での本格的な活動は禁止です。)バスケットボールなら10月初めから3月初めの間は練習や大会などがありますがそれ以外は全く練習も試合もありません。なのでシーズン以外の時は他の部活や習い事などに力を入れることができます。種目によってシーズンが違うので複数の部活に所属することが可能なんです!

「バレーとバスケのシーズンが少し被っているからバレーのシーズンが終わり次第バスケ部に参加する!」なんて子や「チア、バスケ、バレー、サッカーを経験したけどメインはサッカー!」なんて子もいます。

プロ野球選手のDave Winfield(デーブ・ウィンフィールド)はプロ入り前にMLB(Major Leag Baseball)、NBA(National Basketball Association)、ABA(American Basketball Association)、NFL(National Football League)の4つの異なるプロリーグからドラフト指名を受けました!ウィキペディア参照)「プロ野球選手、プロバスケットボール選手、プロアメリカンフットボール選手、どれになろうかな~」なんて贅沢な悩みを持つことができちゃうとか最高ですよね!笑

アメリカには複数のプロリーグからドラフト指名をされる人が結構います!優れた身体能力と恵まれた体格の持ち主だからこそできることだとは思いますが、アメリカではいろんなスポーツに触れる機会が多いのでその分そういったチャンスも増えるのではないかと思います!

私も小学生の時はバスケットボールの他にバドミントンやピアノなどをやったりしていましたが中学に入るとバスケ部の活動だけで精一杯で他の部活に入ろうなんて考えもしませんでした。(というか時間的にも体力的にも無理!笑)

高校に入った時も中学でバスケしかやっていなかったので他のスポーツに挑戦しようなんて考えはなく迷わずバスケ部に入部しました。高校や大学から未経験のスポーツに挑戦する人もいますが、日本では中学、高校、大学でずっと同じ種目の部活に入る人が多く、新しいスポーツにチャレンジする機会も少ないような気がします。

一方アメリカではシーズンごとに違う部活に所属することができ、様々な種目の部活動を経験できる、そこが日本との大きな違いでありアメリカの部活制度の魅力だと思います!

☆部活をやりたかったらまず勉強!

日本の大学では学生は単位を落としたりGPAが下がったりしてもあまり気にしないというイメージ(あくまでイメージですよ笑)ですがアメリカでは勉強はやらずに部活だけ頑張る、なんてことは許されません。

まず入部条件がフルタイムの学生(1セメスターに最低12単位取っている学生)、そしてGPAが最低2.0ある学生(オールC以上の成績)です。

シーズンは10月初めから3月初め、つまり秋セメスターの途中から春セメスターの途中までということになるので、秋セメスターで12単位ちゃんと取れていなかったりGPAが2.0を下回ると春セメスターからはプレーできません。主力選手が勉強面の理由で部活を辞めたためにどんどん順位が落ちていった大学もありました。

こんなことが起こらないために私が通っていた2年制大学(Rockland Community College:以下RCC)ではセメスター中に2回ほど成績チェックが行われていました!Academic Progress Reportと呼ばれる紙を自分が取っているクラスの各教授に渡してその時点での成績、コメント、サイン、をもらってコーチに提出しなければなりません。成績が悪かったり、このままだと単位を落としそうだと判断された選手にはコーチがチューター(個人指導の教師)をつけてくれます。

スポーツ推薦のような形で大学に入った選手も例外ではありません!みんな部活を続けるために必死で勉強します!また、部活をやっていてなおかつ成績も良いとAcademic Awardと呼ばれる表彰状がもらえるので勉強へのモチベーションになります!私もAcademic All-Region Award2つとAcademic All-Conference Awardを1ついただきました!(ただの自慢!笑)あくまで学業優先なので勉強と部活の両方に打ち込める、それがアメリカの部活スタイルだと思います!

☆アルコール禁止?!

日本の大学の部活ではみんな飲みまくる!先輩に飲まされる!一発芸とかやらされる!というイメージ!笑
実際に日本の大学で部活に入っていた友達に部活での飲み会はどんな感じかきくと、だいたいが「部活の飲み会はエグかった」と言っていたのでまぁイメージ通りなのかなと思います笑 (適当笑)

一方アメリカでは部活飲みは一切ありませんでした。たまに「バーでパーティを開くからおいでよ!」と誘われることはありましたが、ほとんどのチームメイトは年齢的に飲めないし(ニューヨーク州ではお酒は21歳から)、お酒が好きじゃない子が多かったのでチームでご飯を食べに行くことはあっても飲み会はありませんでした。

さらに、シーズンが始まる前に一度選手たちが呼び出されて体作りについての講習が行われたのですが、そこでトレーナーさんに、「アルコールはスポーツパフォーマンスの低下に繋がるし、その影響が数ヶ月間続く場合もあるからシーズンが始まる前の今からお酒は控えるように」と言われました!元々お酒を飲まない子たちばかりなのに更に釘を刺すようなことを言われたので、私のチームではよっぽどお酒が好きな子以外はお酒を飲んでいなかったと思います!

渡米前はアメリカの学生はパーティー大好きで飲みまくるイメージだったので、日本よりアメリカの部活の方が厳しいのは意外でした!

☆怒るな!褒めて伸ばせ!

様々な教え方のコーチがいるので比較が難しいのですが、私の経験上日本の部活のコーチは厳しくてコワい!そしてどんなに怒られて悔しい思いをしても選手は口答えせず「はい」と言って従う、という感じ笑

もちろん選手とチームのためを思っての厳しい指導ですが、コーチに怒られて沈んだ雰囲気を選手たち自身で変えていく、良い雰囲気になるように盛り上げていく、というのが日本の部活という感じがします。そうやって自分たちでどう雰囲気を良くしていくか話し合って考えていくうちにチームワークも生まれるのではないかと思います。

一方アメリカ(RCCの場合)ではコーチが選手を褒めてチームを盛り上げていました!というか、ちょっとでも怒ると選手たちがふてくされて練習にならないから褒めて伸ばすしかない!笑  もちろん怒る時もありますが、怒った後は必ずコーチが冗談を言ったりポジティブなことを言って雰囲気を盛り上げます!

また、選手たちは平気でコーチに口答えするし先輩後輩という概念が無いので年齢関係なくどのチームメイトにも言いたいことを言います。たまに喧嘩みたいになりますが部活が終わればみんなケロっとしているのでそこはチームワークを築く上で良い点だと思います!

☆会場準備もコーチの仕事?!


日本では練習の準備や試合会場の準備は基本選手たちがやりますが、アメリカ(RCCの場合)では体育館の係員とコーチがやります。たまに椅子を並べるのを手伝ってほしいと係員の方に頼まれることはありましたが、選手たちは「えーめんどくさー」って感じでやる気ゼロでした笑

練習中や試合前のボール拾いもコーチがやってくれるし、ゴールのセット、ボールなどの用具の移動、モップがけまでコーチがやっているのを見て最初は少し驚きました!何も手伝わなくて良いのか??とキョロキョロしていたのは私ぐらいで、みんな各々ストレッチしたりシューティングしたり音楽を聴きながら踊ったりと、自由でリラックスした感じでした笑

コーチや係員の方たちのお蔭で選手たちは会場準備など他の事に気を使うことなく、試合に向けて自分のコンディションを整えたり気分を上げたりすることだけに集中できるのでよりリラックスして良いプレーができるのではないかと思います!

☆毎年どのチームが勝ちあがるか予測不可能?!


日本だと昨年のチーム成績から今年のチーム状況が予測できたりします。たとえば、スタメン5人中4人が下級生(1~3年生)のチームが昨年のインターハイで優勝したとします。するとスタメンだった4年生1人が引退してもスタメンだった下級生4人が残っているので今年も強くなる!という予測ができたりします。

一方アメリカではメンバーが毎年ガラっと変わることがあるので予測ができません!たとえば、シーズン1年め私のチーム(RCC)は地区大会準優勝(この大会で優勝すると他の州の大学と試合ができるとのことだったので日本でいう県大会準優勝ぐらいでしょうか?)だったのですが、優勝した相手チームはなんとメンバー全員が1年生でした!私は来シーズンも強いだろうなと予想していたのですが、シーズン2年めになるとメンバーがガラっと変わっていて昨年の強さはどこへ?という感じになっていました。

2年間連続でバスケをプレーする人もいれば、1年めはバスケ部に入って2年めは違う部活に入るという人もいるので毎シーズンどこの大学が強くなるのか分からない!そこもアメリカのカレッジバスケの特徴なのかなと思います!

日本とアメリカの部活スタイルを比べてみるとこんな感じです!いろんな部活を経験できるしコーチも優しいし、アメリカの部活って自由で良い♪と思う一方で、ちゃんと成績をキープしないと部活ができなかったり、お酒を控えるよう言われたり、案外厳しい面もあって入部当初は驚きの連続でした。

みなさんは日本とアメリカどちらの部活スタイルがお好きでしょうか?パーティーやアルコールはあんまり好きじゃないし、せっかく大学に入ったんだからちゃんと勉強したい、バスケも真剣にやりたい、と思っていた私にはアメリカの部活システムは最高でした!笑

やはり国が違うと部活スタイルも違うものですね。「バスケ大国アメリカでバスケ部に入ってみた!」シリーズはまだ続く予定なのでお楽しみに♪笑

       

Akane

ニューヨーク州立大学ビンガムトン校に在学中です。映画鑑賞とスポーツが好きでバスケクラブに所属しています♪ ニューヨークや留学生活についてたくさん知ってもらえるような記事を書いていきたいと思います!